睡眠時無呼吸症候群

睡眠時無呼吸症候群

睡眠時無呼吸症候群は、息道の閉塞などが原因で、夜間寝ている間に何回も呼吸が止まる疾患です。
「大きないびきをかく」「日中いつも眠い」「起床時の頭痛やだるさがある」「睡眠中に呼吸が止まっている」といった症状が当てはまる方は、睡眠時無呼吸症候群の可能性があります。
睡眠中の体内が酸素欠乏状態になることでこれらの症状が引き起こされると言われています。
睡眠の質が下がるのみならず、体の不調を引き起こし、生活習慣病にかかるリスクを増大させ、生命へのリスクも上げる可能性があります。
当院では、問診ならびに自宅でできる簡易型の睡眠時無呼吸症候群検査を行って診断します。夜間睡眠時に検査装置をつけて記録することで無呼吸状態の評価が可能です。
もし、さらに精密検査が必要と判断された場合は、地域の専門医療機関に検査を依頼します。
検査の結果、中等症から重症の睡眠時無呼吸症候群と診断され、基準をみたした場合は、CPAP治療(経鼻的持続陽圧療法。睡眠中に装置より圧力をかけた空気をマスクで鼻から送り、喉、息道を拡げて睡眠中の無呼吸を防止します)などでの治療が行われます。